歯科医による知っトク情報

歯の色の違いとは?

歯の色(白さ)は見た目の印象を大きく左右します。
でもよく観察すると歯の色は人によって違います。何故なのでしょうか。

1.歯の色に個人差がある理由は?

1.歯の色に個人差がある理由は?

歯の色の個人差は、歯の質の違いによるものです。歯の構造は、最も外側(表面)がエナメル質、その下に象牙質があり、象牙質の中に歯髄(神経)があります。白色のエナメル質は半透明であり、象牙質は黄色っぽい色をしています。歯が真っ白でなく黄色みを帯びているのは、象牙質の色が透けているためです。
エナメル質の色・透明度・厚さや、象牙質の色は人により異なります。これらの組み合わせによって歯の色が決まりますので、歯の色は人それぞれ異なってきます。

テレビや映画で見る欧米人の真っ白な歯に憧れる人も多いと思いますが、日本人と欧米人では、歯の質に違いがあります。日本人の歯はエナメル質が薄いため、もともと歯の色が欧米人の歯に比べて黄色みを帯びている傾向があります。そのため、欧米人ほどの白さにするためには、クリーニングだけではなくホワイトニングも必要になることが多いでしょう。

2.歯が黒くなるのは?

2.歯が黒くなるのは?

大きなむし歯や歯の打撲により歯髄(神経)が死んでしまうと、歯は徐々に黒っぽく(暗く)変色してきます。
むし歯の治療で神経を取った場合にも、同様に歯の変色が生じます。神経のない歯を失活歯(しっかつし)と呼びますが、失活歯による歯の変色はホワイトニングの効果が出にくい場合があります。

3.飲食物に含まれる成分による着色

3.飲食物に含まれる成分による着色

飲食物に含まれる成分が歯の表面に付着し、歯が黄ばんでしまうことがあります。赤ワインやコーヒー、お茶などの食品に含まれる色素は、歯の表面に付着して着色の原因となります。
着色による歯の変色は、歯のクリーニングにより除去し、歯を元の白さに戻すことが可能です(歯の内側から変色している場合には、クリーニングでは白くできません)。
喫煙も歯の着色の原因になります。
タバコに含まれている成分によって、歯が黄ばんでしまいます。クリーニングによって除去することはできますが、喫煙は歯肉の黒ずみや歯周病リスクの増加など、お口の健康にも悪影響を及ぼすため、禁煙することが望ましいです。

歯の白さを維持するには?
個人差はあれ、時間とともに歯の表面には着色が起こりますので、定期的にクリーニングを受け、汚れをためないことが大切です。

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